EQとIQはどうちがうか

IQはだれでも知っている知能指数を示すものですが、はたしてEQとはといわれてもなかなか答えられる人はいないと思います。つまり、物事の処理が正確で早い人、学力が高く仕事が早い人などがIQが高いと言われています。昔から社会的にIQの高い人が生き残れる風潮があり、IQが高い事をいいことだと思われてきましたが最近ではこれがEQという言葉がでてきて考えが変わってきました。EQは心の知能指数で生きていく力、社会性の力で、他人を思いやる心とか協力する事です。よく大学出は高校出より頭が良く、仕事もできると言われてましたが、最近では近頃の大学出は使い物にならないとか、高校出でも使える人間が多くなってきたと社会で耳にします。このことからも、ここ数年大学生のEQの落ち込みが目立ち始め、子供っぽく、公共性が薄く個人主義の人間が増えてきたことが指摘されています。やはり、これからは幼少の頃からEQを鍛える教育が必要とされてきているのではないかと個人的に思います。

感情のコントロールはEQの重要要素

私は管理職に就いていますが、主任、係長クラスの人で、すぐに部下に腹を立てて怒る姿をよく見かけますが、必ず後で原因と理由を必ず聞くようにしています。そして、EQに関する本を思い出し、部下をどなり、おこる上司に対して根本的な原因を追究するようにしています。そして、必ずと言って良いほど結果を出さないからおこる、反発的な態度をとる、その結果おこるといったパターンがほぼ同じなのです。アルバートエリス博士のABC理論と言うのがあってA=Affairs(出来事)、B=Belief(思い込み、信じ込み)、C=Consequense(結果として起きる勘定、行動)となってますがまさしく公式どおりとなっています。感情や行動の本当の原因はそれらの出来事ではなく、出来事に対しての受け止め方や考え方、「心」に問題があるのです。このように、感情のコントロールはEQの中でも重要な要素で「受け止め方」「考え方」によって自分特有の感情や行動パターンが起きるのです。同じ出来事でも腹を立てない上司もいるのですから。

子育てにもだいじなEQ

今の時代こそ子供の頃からのEQトレーニングが大事だと思います。この子は頭が良いとか賢いとかよく耳にしますが、頭が良いとは勉強ができて、回転が速いことをいい、賢いとは思慮・分別があり洞察力があることをいいます。私は勉強は学校でするもので、家では無理にしなさいとかは絶対に言わず、家では人間にとってだいじな感情をつくるように子育てはしてきたつもりです。その結果子供たちは感情豊かな、人に思いやりのある人間に成長しました。勉強はあまりできない子たちですが、今は二人とも幼稚園の先生になり、園児と共に勉強しています。たまに、話にでてくる園児の母親の中でもEQトレーニングが必要だと思うことがたくさんあります。いい子になろうとしている子供は、どこかで息切れしてしまいます。いろんなことで息切れしてしまった子供たちが多くなってきた為、考えられない事件も多くなってきているのでしょう。

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